岐阜市立女子短期大学は、令和8年(2026年)に創立80周年を迎えます。
昭和21年(1946年)創立の岐阜女子専門学校を前身とする女子短期大学であり、
これまでに1万8千人にものぼる多くの有為な女性人材を社会に送り出してきました。
その間、社会の価値観、とりわけ女性の社会的位置づけは、男女共同参画の取り組みなどを通じて大きく変化してきました。
令和2年度には本学の中長期目標を「岐阜市立女子短期大学ビジョン(岐女短ビジョン)」として取りまとめて公表しています。
その後、この将来ビジョンを基軸とし、学科改編や、「岐阜学」を通した地域実践力の育成カリキュラムの導入、
学修ポートフォリオ(学生)・教育ポートフォリオ(教員)の導入、地域連携センター(CeNCER)・データ駆動科学教育研究センター(DSセンター)の設立、
大学基準協会「短期大学認証評価」の受審・適合認定、地域活性化人材育成事業(SPARC事業)の実施、などに取り組んできました。
一方では、近年の社会状況を踏まえ、岐阜市によって本学の将来構想が検討された結果、
令和7年度には男女共学の4年制新大学の基本計画に着手するという発表に至りました。
これまで培ってきた本学の強みを、ステークホルダーである高校生、保護者、企業、そして地域社会とのコミュニケーションを通して、より適切に発展させることが肝要です。
本学が岐阜の地域創生にとって、若者の人材育成という面でなくてはならない高等教育機関であることは明らかです。
近い将来設置される予定の新大学に健全な形で繋いでいけるよう、すべての教職員が力を合わせて、本学のさらなる発展に取り組んでまいりたいと思います。