進路career course

学科の進路支援体制

デザイン環境学科では、進路支援として領域およびゼミ指導教員と進路担当職員が連携を取り、学生の希望に添えるよう指導しています。特に専門職の希望者には、ポートフォリオ(作品集)作成方法や模擬面接などの個別指導をしっかりと行っています。

専門職のほかに、デザインのスキルを活かした一般職(一般企業)への就職も多く、広報や企画などの職種にも就いています。

 

近年の就職/進学情報(過去3年間・抜粋)

ファッション分野

繊維:
カワボウテキスチャード

製作:
イトーファッション、サンエース、東亜和裁、ブルーメイト

販売:
アイジーエー、アバハウスインターナショナル、オー・アール・エフ、オンワード樫山、トリート、ノーリーズ、パルグループ、ヤングファッション研究所、ルネ

建築・インテリア分野

設計:
アーキ・キューブ、スタジオパートスリー、鷲見製材(ひだまりほーむ)、リビングプラザ リヴ アース、和光地所

建設:
アサヒグローバル、アッシュホーム、子育て安心住宅&デザインラボ、シビル・デザイン・ツーワン、高垣組、丸洋建設

販売:
サンレジャン、棚橋鋼材、万代家具、藤岡木工所

不動産:
大丸開発、不動産SHOPナカジツ

ヴィジュアル・情報分野

グラフィック・Web・情報・企画:
I Treat、アニバーサリージャパン、イージェーワークス、大鹿印刷所、片桐、GRASPERS、弘文社、コムズ、サイバーインテリジェンス、高桑印刷、テクノア、鳥取中央有線放送、林商事、フタバ、ヨツハシ

その他

公務:
大野町職員、岐阜市職員、自衛隊愛知地方協力本部、徳島市職員

製造業:
池田工業、岩城工業、MTK、オーツカ、キョーラク、サイトー電子、サンワトレーディング、大進精工、早野研工、ヤクセル

販売:
ギガス、岐阜日産自動車、クスリのアオキ、コクヨ東海販売、スギホールディング、ソフマップ、たんぽぽ薬局、DCM、バローホールディングス、木工房すえひろ

サービス業・その他:
北びわこ農業協同組合、コープあいち、コメダ、JA共済連岐阜、だるまミート、ひまわり、POLA

進学

四大編入:
大手前大学、京都橘大学、国際ファッション専門職大学、滋賀県立大学、椙山女学園大学、帝京大学、東京通信大学、福井大学、文化学園大学

専門学校:
中日美容専門学校、中部ファッション専門学校、名古屋栄養専門学校、名古屋モード学園、ノアデザインカレッジ

卒業生からのメッセージ

ヴィジュアル専修A.Iさん(2022年卒業)
ヨツハシ株式会社 企画部デザイン室

ここでしか受けられない授業でのびのびと制作を

普通科高校を卒業した私にとって、デザインを学べることはすごく魅力的なことでした。私の所属していたヴィジュアル専修は、先生の得意分野・専門分野が色濃く授業へ反映した、ここでしか受けることのできない授業だったと思います。
ユニークなテーマ設定で、難しくも楽しく制作できる課題が多く、一枚のイラストに留まらず立体物や絵本、Webサイト、CDジャケットなど、色々な媒体に挑戦させて頂きました。その中で、自分の好きなことを深めたり、得意分野を発見したりすることができました。少人数制を活かし、仲間と作品の感想を述べ合う時間が大切にされており、自己分析にも繋がりました。
卒業後は、印刷会社でデザイナーとして働いています。デザインのお仕事だけでなく、会報や記念誌など、文字を扱うことが増え、大学で行ってきたこととは、また異なる楽しさを感じながら、日々奮闘しています。
社会人としてまだまだ未熟な私ですが、学生の皆さんに伝えたいことは、のびのびと好きなものを作って欲しいということです。社会で求められるのは、コンペなどでない以上、基本的にはお客様の求めるものです。ニーズを聞いてそれに答える楽しさはありますが、課題のように自分好みに制作することは難しいです。
勉強という感覚は置いておいて、あくまで自分の作りたいものを作るために、知識や技術を身につけ、たくさん実践してみてください。2年間で皆さんの好きが詰まった素敵な作品集が生まれることを願っています。

建築・インテリア分野Y.Sさん(2021年卒業)
株式会社 藤岡木工所 設計部

岐女短でできた沢山の体験

私は昔からパッケージデザインを見ることが好きでした。進路について考えていた時、「デザインについて学べるところに進学したい」という思いがあり、岐阜市立女子短期大学に入学しました。しかし、高校時代はデザインとは縁のあまりない勉強をしており、ついていけるか心配でした。

入学後は、課題に対してどのような表現が良いのか毎日のように悩んでいました。ですが、先生からのアドバイスや友達と意見を交わす事で、自分なりの考えが詰まった作品を創りあげる事ができ、本当に楽しかったです。少人数制だからこそ、先生と学生が真摯に向きあえるし、小さい事でも相談がしやすい環境になっていると思います。私自身、積極的に聞きに行けるタイプではないので、気軽に話を持ちかけられる関係性にとても有難みを感じました。

卒業後は、オーダーキッチンや家具を製作している会社に就職し、主に設計をしています。その傍らで、会社で配布しているカタログなどグラフィックデザインの仕事もしています。自社のブランドイメージと、お客様の意見や満足度を両立させるのは大変ではありますが、やりがいを感じています。誌面デザインにおいては、配置・構成や写真の加工方法など、学生時代に学んだ多くの事を活かすことができ、また、他専修の科目を履修していた事も仕事をする上で役にたっています。実践的な「人の暮らしとデザインの関係性」について深く考える事ができ、デザインは面白いと改めて感じるようになりました。

2年間はほんとに一瞬です。自分自身が満足のいく学生生活になる事を願っています。

ファッション専修A.Tさん(2021年卒業)
株式会社ルネ

私は小さい頃から洋服や細かい作業が好きで、洋服に関わる仕事に憧れを持ち、働いてみたいと考えていました。高校の頃から家政科の授業等でファッションに関する勉強をしており、更に知識や技術を増やすため、岐阜市立女子短期大学の生活デザイン学科で学ぶことを決めました。入学当初は、授業が毎日あり課題も多く、自分が想像していた学生生活とは真逆の忙しい生活を送っていました。ですが、困った時に相談にのってくださる先生方や、共に頑張る友人たちのおかげで、とても楽しく充実した学生生活になりました。友人達と夜遅くまで作業室で課題に取り組んだ事も、今では素敵な思い出です。

私は、洋服やファッションで人を輝かせ、人が笑顔になるところが見たいという思いから、卒業後にアパレル会社に婦人服の販売員として就職しました。学生時代に学んだ記事の特性や販売、縫製知識など、どの授業も販売のあらゆる場面で活きており、様々な経験が自分の自信にも繋がっています。皆さんにも、岐阜市立女子短期大学で沢山の知識や技術を習得し、自分のものにしていただきたいです。新型コロナウイルスの影響で思うように就職活動が進まず、アパレル業界を諦めようと考えたこともありますが、今はこの道に進んで良かったと心から思います。

入学当初は慣れない環境で初めてのことが多く、不安になる事も多々ありましたが、2年間はあっという間ですので、どんなことにも一生懸命取り組んで充実した短大生活を楽しんでください。

進学A.Tさん(2022年卒業)
国際ファッション専門職大学 国際ファッション学部 名古屋ファッションクリエイション・ビジネス学科

今の私があるのは岐女短があったから

裁縫が趣味である母の影響で、小さい頃からものをつくること、特に糸や針、ミシンを使って小物や洋服を作ることが好きでした。そして、高校時代で所属した演劇部で主に衣装製作を担当していたことから、次第にファッションに関する勉強がしたいと思うようになりました。しかし、高校ではファッションのことは一切勉強していなかったので、入学当初は授業や課題についていけるか不安でした。
入学後は、分からないことは自分が理解するまで積極的に同級生や先生方に質問して課題や作品制作を進め、とても充実した日々を過ごしました。短期大学は、4年制大学の半分ではなく、それ以上の授業を2年間で学ぶので、時には過酷なこともありましたが、それを乗り越えた時は大きな達成感を味わうことができました。また、一緒に頑張ってくれる友達や応援してくれる先生方がいるので、とても親近感が湧きやすい環境だと思います。編入学試験の際も合格するまで一生懸命サポートしてくださったおかげで、今の大学で充実した学生生活を送ることができていると思うと、感謝の気持ちで一杯になります。
卒業後は4年制大学に3年次編入学し、岐女短で学んだファッションの知識を活かし、沢山の実習に挑みました。学外に出てアパレル販売員としてインターンシップをしたり、カンボジアに1か月滞在して実習を行い、海外のファッション業界を目の当たりにしたりと、多くの経験値を積み重ねています。そこには、岐女短で培った自分が学びたいことに対して積極的になる力が活かされていると思います。
岐女短で学んだ知識や行動力が私にとってかけがえのないものになり、自分が本当に行きたいと思う企業の内定も頂くことができたと思います。ですが、これはあくまで「スタート」なので、これからも自分の更なる目標に向かって日々努力し続けます。
最後になりますが、2年間は本当にあっという間です。やりたいと思うことはとことんやり尽くし、後悔のない岐女短での大学生活を楽しんでください。

進学M.Uさん(2022年卒業)
滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科 3年次編入

私は岐女短に入学して良かったと心の底から思います。建築に対する憧れは中学生の頃からあり、受験期は短期大学で建築を学べる学校も視野に入れて志望校を決めていました。そこで見つけた岐女短。短期大学の中でも先生方が充実しており、カリキュラムの密度が濃く、他専修と関わることで視野が広がる可能性が高いなど、様々な魅力を感じ、志望校は岐女短に決めました。福島県出身で初めての中部地方、初めての岐阜県ということもあり、入学の際はとても緊張しましたが、同専修の子たちと課題などを通じて直ぐに打ち解けることができました。短期大学で建築を学ぶということは、思った以上に過酷なことも多いですが、その分励まし合ったり、協力し合うので同じ専修の子たちとの結束力がとても高かったと個人的に思います。先生たちとの距離も近く、編入試験の試験対策も親身になって相談に乗っていただき、感謝してもしきれません。

現在、4年制大学に進学し、興味のあった「環境」という分野を学ぶことができ、毎日刺激のある日々を過ごすことができています。岐女短の2年生の時に地域の取り組みに参加してから地域と関わる何かがしたいと思い、最近では彦根市のカフェ改修作業に自発的に取り組んでいます。これも岐女短での地域連携の取り組みの経験が生かされていると思います。

最後になりますが、岐女短で過ごした2年間は私の人生の中で貴重な財産だと思っています。岐女短で学んだことを生かし、これからも様々なことに挑戦していきたいです。
皆さんもやりたいと思うことはできるだけたくさん挑戦して、充実した楽しい学生生活を送って下さい。