学生生活campus life
授業紹介
個性豊かなデザイン環境学科の授業について、その内容の一部を紹介します。
服作りの基礎から応用までを学ぶ「ファッション造形演習Ⅰ~Ⅳ」
衣服造形の基礎から応用までを段階的に学びます。1年次は、スカートやブラウス等の基本的なアイテムの制作を通じて、衣服造形の基礎を学びます。2年次は、工業生産システムを用いたジャケット制作、手縫いによる浴衣制作に加え、自分で考えたデザインを製図から縫製まで行い、応用可能な衣服制作能力を身につけます。段階的な学習で服作りの初心者でも無理なく応用力を得ることができます。
実務に対応したCADの操作を学ぶ「建築・インテリアCAD演習」
パソコンを使用して建築図面を描くCADについて、基本操作から段階的に学習し、実務で扱う図面が描けるようになるまでを学びます。一般的な木造の戸建住宅を作図することにより、CADの製図技法および建築製図の表現方法を習得します。また、建築図面を通して平面的な図面から立体的な空間をイメージできる力を身につけます。
CG制作の基礎を学ぶ「CG演習」
コンピュータを活用したグラフィック制作の第一歩として、業界標準ソフトを使用し、CDジャケット等の制作をします。CG制作の初心者にも丁寧な指導を心がけています。2年次には本・雑誌を作る「DTP演習」や大型ポスターを制作する「グラフィックデザインⅡ」が開講されますが、それらに必要な基礎的知識・技術を修得します。
学外研修
毎年、教養演習の一環として県内外の美術館などへ赴き、知見をひろげる学外研修を実施しています。また、学びのフィールドである岐阜地域の歴史・文化への理解を深める観点から、1300年以上の歴史を誇る伝統行事「長良川鵜飼」の観覧も行っています。
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博物館見学の様子
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長良川鵜飼観覧の様子
海外研修
年に1回、主にヨーロッパエリアを対象に企画される海外研修は、海外の文化や優れたデザイン事例に触れる絶好の機会です。また、イタリア・ポリモーダ服飾専門学校や、岐阜市の姉妹都市であるウィーン市マイドリング区のヘッツェンドルフ服飾専門学校など、海外のデザイン教育機関との交流も行っています。
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海外研修・イタリア研修の様子(2018年度)
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海外研修・スペイン研修の様子(2019年度)
桃林祭への参加
毎年10月に行われる恒例の大学祭「桃林祭」。思い思いの模擬店などで参加します。ファッションショーでは自分たちでテーマを決めたり、ウォーキング、音や照明まで行います。学生同士の交流や興味のあることへの追求力が育まれ、企画・運営能力が養われます。
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桃林祭・模擬店出店の様子
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桃林祭・ファッションショーの様子
2年間の集大成、卒業研究発表会
デザイン環境学科では、学生の2年間の集大成である「地域実践演習(卒業研究)」の成果をより多くの方々に見ていただくために、学外での公開発表を実施しています。近年は、みんなの森ぎふメディアコスモスで卒業研究・制作展示を行っています。例年、各領域の専門性を存分に発揮して「社会における様々な問題を解決するためのデザイン」「日々の生活を豊かにするためのデザイン」の理念にもとづいて制作した多様な作品を発表し、好評を博しています。
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卒業研究・制作展の展示風景
在学生の声
- 建築・インテリア領域A.Sさん
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岐阜県立岐阜工業高等学校 出身
充実した大学生活
私は将来、建築関係の仕事に就きたいと思っています。そのため、建築について地域と関わりながら学び、卒業後に1・2級建築士の受験資格が得られる岐女短を選びました。
全学科共通で岐阜学という講義があり、国際コミュニケーション学科、健康栄養学科、環境デザイン学科それぞれの視点から岐阜県について学びます。講義を受けているうちに、課題を見つけ、どう解決するべきかを考える力が身に付きます。
前期は進む領域がまだ決まっていないため、ヴィジュアル、ファッション、建築・インテリアの3つの領域の基礎を学びます。回数を重ねていくうちに、アイディアがすぐに出せるようになったり作品を早く仕上げることができるようになったりして、基礎的なスキルを身につけることができました。
後期は進む領域が決まり、より専門的なことを学びます。「建築・インテリア設計演習Ⅰ」では、前期に学んだことを生かして、実際にある土地に自分で建物を設計します。地図だけでは分からない情報は、その場所に行って集め、みんなと交流しました。人それぞれ見る視点や考え方が違うため、自分だけでは気づけなかったところに気づくことができました。
毎日忙しくて大変ですが、様々な発見があるので、とても充実した毎日を過ごせています。2年という短い期間ですが、これからも仲間と高め合い、将来の目標に向かって様々ことに挑戦していきたいと思っています。皆さんも、岐女短で充実した楽しい学生生活を送ってください。
- ファッション領域C.Mさん
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愛知県立古知野高等学校
新しい経験を仲間と一緒に
私は、高校からファッションを学び、服をつくる楽しさや製作後の達成感を知ることができました。さらに、ファッションをもっと深く学びたいと思い、ファッションを深く幅広く学ぶことのできる岐阜市立女子短期大学を選択しました。
高校で学んだことのない授業が多く、新しい環境でやっていけるのかという不安もありましたが、先生方の丁寧な指導と一緒に学ぶ仲間がいて、知識と技術を身につけながら毎日楽しく学ぶことができています。
1年前期には、ファッション、建築・インテリア、ヴィジュアル・情報の3領域の基礎を一通り学びますが、大学で初めてそれらを学ぶ仲間も多く、先生方との距離も近いため安心して学ぶことができます。また、デザインを様々な視点から学ぶことができる点や様々な資格を取れる点、学外研修などの貴重な経験やたくさんの刺激を受けられる点は岐女短の大きな魅力だと思います。
ファッション領域では、デザイン画やファッションビジネスなど技術と知識を幅広く学ぶことができます。授業では難しいと感じることや苦手に思うこともありますが、手ごたえを感じたときは楽しく、作品が完成したときは達成感を得ることができ自信につながります。
岐女短での大学生活はやることが多く大変ですが、仲間と充実した時間を過ごしています。2年間という短い期間しかないからこそ、毎日を大切に過ごすことができると思います。皆さんも、岐女短でたくさんの思い出をつくりましょう。