地域貢献contribution

デザイン環境学科の地域貢献

デザイン環境学科では、公立大学という立場から地域への貢献を重要なミッションの一つとしてとらえています。地域の産/官との連携事業を精力的に展開しており、さらに公開講座やセミナーの開催、展示等による研究成果の発表など、地域での情報発信を通じた知の還元にもつとめています。

ファッション分野

The TWEED RUN・Gifu 2023 衣装制作・ファッションショー、ボランティアガイド

ツイードのアイテムを身につけて自転車で街を走ることで、自転車の楽しさやツイードの魅力を知ることを目的としたイベントが岐阜市で開催され、生活デザイン学科ファッション専修の2年生9名が衣装を制作し、イベント内で開催されたファッションショーに参加しました。また、ショーに先駆けて、5名が自転車に乗って街をめぐるランにも参加し、4名はルートとなっている柳ヶ瀬商店街でガイドボランティアとしても参加しました。(2023.11)

中部電力の作業ユニフォームのデザインプロジェクト

中部電力パワーグリッドとの産学連携で、送電線の上で作業する「ラインマン」と呼ばれる方たちのための、スタイリッシュなワークウエアを開発するプロジェクトに、ファッション専修の2年生が参加し、4月17日、お披露目会をしました。
特に暑い夏のために脇にメッシュが使用されていたり、股の部分には強度の高い生地を使用したりしています。会社のイメージカラーでもある視認性の高い赤色をアクセントに使用したりしました。
岐阜新聞でも紹介されました。https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/220656
(2023.4)

翔工房への参加

公益財団法人 一宮地場産業ファッションデザインセンターが主催する人材育成事業「翔工房」に継続的に参加しています。毎年1~3名の学生が、地域の技術者の「匠の技」とのコラボレーションによって斬新なアイディアの作品を制作/発表しています。(2022.6-)

柳ケ瀬サンデービルヂングマーケットへの参加

生活デザイン学科の授業(課題研究)の一環として、岐阜市柳ケ瀬商店街で、毎月第3日曜日に実施されている、サンデービルヂングマーケットに参加しました。学生が商品をデザインし制作から販売まで経験することを目的とし行いました。(2022.10)


建築・インテリア分野

土壁アートを作って家に飾ろう

岐左連青年部との共催2回目のイベントです。昨年のリピーターが半数を占め、幼児から大人まで参加しました。企業の建築研究所からの参加もあり、情報交換なども活発に行われました。レクチャーとものづくりがセットになった土壁講座は珍しく、来年もやって欲しいとの声がありました。(2023.10)

インテリアに飾る小さなクリスマスリースをつくろう

岐阜市立図書館分館 生活デザイン&ファッション講座

インテリアに飾る小型のクリスマスリースをプリザーブドプランツを中心に制作するワークショップを開催しました。木の実やリボンを使って参加者各自が装飾して,オリジナルなリースが完成しました。子連れの参加者から高齢の参加者まで幅広い年齢層の15名の参加者で実施しました。(2023.9)

国営木曽三川公園水郷アクアワールド改修の為の検討

デザイン環境学科1年生7名が、オンライン会議、現地視察、意見交換会とそれらの間の学生ワーキングを経て、木曽三川公園、海津市内各所および開催予定の事業に関する課題とその解決案を検討し、国営木曽三川公園水郷アクアワールドに対しそのアイデアの提供を行いました。(2023.7-2024.1)


ヴィジュアル・情報分野

岐阜市民病院 救急小児診療室・静養室 壁画プロジェクト

2019年度に計画され、2020年3月に新型コロナの感染拡大のため中断されていた岐阜市民病院救急小児診療室と静養室2部屋の壁画プロジェクトを学生有志3名とボランティア(他学教員)とで完成させました。各設備の配置スペースや対象年齢を考慮し、モチーフ選定とレイアウト計画を行いました。(2023.9)

産学連携 パッケージデザイン 学外展示/成果発表

廃盤となる特殊紙のアップサイクルとして、お茶(紅茶・緑茶・その他)のブランディングとパッケージデザインを行い、ペーパーボイスヴェラム内の展示スペースにて成果発表を行いました。受講生は生活デザイン学科ヴィジュアル専修の22名、公開プレゼンを実施し、意見交換等を行いました。(2023.7)

岐阜市新庁舎 授乳室の壁画制作

岐阜市役所新庁舎1階の授乳室および通路空間の壁画を、教員および学生有志で制作しました。岐阜にゆかりのある動植物のイラストレーションを柔らかい色彩で描いたデザインで、授乳室を利用する方々が心地よくリラックスできる空間演出を行うとともに、岐阜市のアイデンティティを視覚的に表現した「岐阜市ならではの授乳室」となっています。

自殺対策啓発のためのキャラクターデザイン

岐阜市地域保健課との官学共同体制のもと、若年層の自殺率低下を目指す取り組みとして「岐阜市オリジナルの自殺対策啓発キャラクター」のデザイン提案に取り組みました。

採用されたキャラクターは、相談窓口等にて配布される啓発カードとカードホルダーなどに使用され、複数の新聞紙面で紹介されるなど社会的にも注目を集めました。

地域文化財の修繕(鶉田神社「尾なし龍」の修繕)

民話「尾なし龍」保存会からの依頼を受け、2001年公開の創作音楽劇「尾なし龍」で使用された龍の立像を、学生とともに修繕しました。立像は2017年4月に民話のもととなった鶉田神社(岐阜市東鶉)へ移設・奉納されましたが、経年劣化や風雨の影響による破損が著しく、修繕にあたってはモチーフを維持したまま慎重に作業に取り組みました。