学長挨拶
将来の夢を育むキャンパスライフを充実させるために
岐阜市立女子短期大学はその前身にあたる岐阜女子専門学校の創立からほぼ80年に渡り、数多の有為な女性人材を社会に送り出して来ました。80年という年月は、その時々の社会の状況とニーズに合わせて大学の変容を行ってきた歴史だったとも言えますが、現在はさらに100年に一度と言われるほどの大きな変革期にあると言われています。本学もさらなる改革として2023年度には4学科を3学科に改編しカリキュラムの見直しを行いました。時代の変革期において、どのように社会が変化しても、「一人ひとりが、生きたいと思う人生を描き、実現するための能力を涵養できる事」を目標とした教育体制への移行を目指しています。その中で、学長としては特に次の3つのポイントを重点方針として、皆様の成長を後押ししていきたいと思っています。 1.学生ファーストの大学運営を目指します:制度がどのように変わっても学生の皆さんが主役であることに変わりはありません。皆さん一人ひとりが将来の夢を持ち、それを実現可能とする能力の涵養に集中できる様、大学の様々な環境を整えていきます。そして、本学を卒業した事を生涯、誇りと思えるよう、一人ひとりのエンゲージメントの向上に繋がる様な施策も合わせて検討してまいります。 2.本学ならではの特色のあるカリキュラムのさらなる充実を図ります:これからは今まで以上に社会の大きなニーズの変化、例えばグローバル化やデジタル化等に対応できる能力を身に付ける事が重要です。これらの基礎能力を習得してもらうために近年導入した国際交流やデータサイエンス教育などのカリキュラムをさらに充実させていきます。また、岐女短ならではのプログラムとして「岐阜」を学び、地域に根付いた様々な経験・交流を行う様々な仕組みがあります。これを通じて地域社会へと繋がる意識やコミュニケーション能力の向上など、卒業後も社会で活躍できる人材の育成を目指して行きます。 3.サステナブルな大学運営を目指します:以上で述べた事を実行するには大学の土台がしっかりしていること、すなわちサステナブルである事が必要です。大学としての環境問題への取組みはもとより、近年求められるダイバーシティ―・人権の尊重など、大学としてのガバナンスの強化を図りながら、一方で、教育の場としてのインフラの整備等、社会の要請に応えながら大学としての存在価値をたかめ、学生の皆さんに質の高い教育を提供し続けられるように、大学自体がサステナブルとなる為の基盤整備を行います。
繰り返しになりますが、本学の主役は学生の皆さん一人ひとりです。まずは身近な事で良いので、自らの目標を持っていただきたいと思います。それを後押しする為に、本学では皆さんが自身の現時点での目標を設定し、それに合わせた教養と専門のカリキュラムの選択し、所定の単位を取得する仕組みも整えています。大学での2年という月日は、漫然と過ごすとあっという間に終わってしまうほど短いものです。是非、何事にも好奇心を持ち、積極的にチャレンジするというマインドを持って大学生活を過ごしていただきたいと思います。新しい事に勇気をもって飛び込んだ経験が、今後の皆さんの大きな財産になり、さらにはその経験の中から将来の有りたい姿(夢)が具現化して来るでしょう。 |
岐阜市立女子短期大学学長 |